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負の要素に負けず3羽のコアジサシが巣立つ

 日本野鳥の会いわき支部(小野金次郎支部長)は28日までに、夏井川河口のコアジサシの営巣地から3羽の幼鳥が巣立ったと発表した。今年は海水温の低下に伴うえさ不足と、夏井川河口の閉塞などにより、繁殖活動は低調に推移していたが、昨年と同数の〝いわき生まれ〟のコアジサシが誕生した。また同支部では31日、営巣地の保護柵の撤去作業を行う予定で、一般の参加も呼び掛けている。コアジサシは毎年5月ごろに南半球から日本に飛来し、砂浜に巣をつくる。「レッドデータブックふくしま」では絶滅危ぐⅠ類に指定されており、同河口付近の砂浜が県内唯一の営巣地として知られている。同支部では平成10年から毎年保護活動を続けている。  同支部の調べによると、今年は5月1日に45羽の飛来を確認するなど出足は好調だったが、5月中旬以降は飛来数ゼロの日が続くなど動きが鈍り始めた。肌寒い天候が続き、海水温が低下したほか、赤潮の発生もあって沖合のえさ事情も悪くなり、コアジサシの子育て条件が整わなかった。また、大規模に行った開削工事も実を結ばず、昨年からの懸念事項だった夏井川河口の閉塞が今年も続くなど、負の要素が重なった。
2008/08/28 - いわき民報


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